2012年1月4日(水)
米基地撤去 自動車デモ
伊波前市長・赤嶺氏ら激励
沖縄・宜野湾市
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恒例の「米軍普天間基地1周新春自動車デモ」が3日、沖縄県宜野湾市で行われ、40台近い車が「即時閉鎖・撤去」の小旗や横断幕をつけて同基地周辺をパレードしました。
自動車デモは、同市の民主団体・個人でつくる「普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会」が主催。今年で29回目です。毎年新春に実施して、普天間基地の即時閉鎖・無条件撤去など沖縄県民の切実な願いを発信し続けています。
安里猛宜野湾市長の病気辞職にともない、2月5日告示、12日投票で行われる市長選に出馬を要請されている伊波洋一前市長も駆け付けました。
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伊波氏は、「自動車デモは市長在任中、年の最初の公務として毎年参加してきました。基地返還に向けた大きな力」と参加者を激励。さらに「一昨年1月の稲嶺進名護市長の誕生以来、沖縄を(県内移設反対で)一つにまとめてきた流れを決して止めるわけにはいきません」と強調しました。
新基地建設に反対している名護市辺野古や東村高江の住民らがあいさつ。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「新基地建設に向けた埋め立て申請やオスプレイ配備など正念場の年を迎え、2月の市長選は絶対勝たなければいけない選挙」と呼びかけました。
市役所前での出発集会と同時刻、市役所では市長選に出馬表明している自民党県議と保守系市議らが会合を開くなど市長選をめぐる動きも緊迫しています。