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2012年1月4日(水)

きょうの潮流

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 ことしも、テレビで大学の箱根駅伝をみました。山あり谷あり、追いつ追われつ抜きつ抜かれつ。駅伝は、人の人生や旅とも重なる正月遊び、すごろくを思い起こさせます▼4年続けて箱根の山登りで独走した東洋大・柏原竜二選手の言葉に、つい目がうるんでしまいました。震災と原発事故にあった福島県のいわき市出身の彼は、走った後で語りました。「僕の苦しいのはたった1時間ちょっと。福島の人たちに比べたら全然苦しくなかったです」▼駅伝は、日本生まれのスポーツです。最初の競技は、1917年でした。歌人で読売新聞社会部長だった土岐善麿(ときぜんまろ)が企画した、「東海道駅伝」です。東海道五十三次を馬で乗り継いだ、昔の「伝馬制」から考えついた競技といいます▼ところで、土岐善麿の名をきくと、日本国憲法を思い浮かべる年配の人もいるでしょう。新憲法の誕生を記念して歌われた、「われらの日本」を作詞した人が彼です。「平和のひかり 天に満ち 正義のちから 地にわくや」と▼すごろくと並ぶ家の中での正月遊びの代表、かるたも当時、憲法の普及に使われています。詩人のサトウ・ハチローらが標語を作った「新いろはかるた」です。絵を、漫画家の横山隆一が描きました▼「い」は、ずばり「いくさを なくす 新憲法」と力づよい。ほかに、「力に たよれば 力まけ」は、戦争への反省がこもります。主権者となった国民にも、よびかけています。「選ぶ 議員は 念入りに」「ろばたから よ(世)論」


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