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2012年1月1日(日)

東日本大震災・原発事故

被災者33万人避難先で越年

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 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災者33万人以上が2012年を仮設住宅などの避難先で迎えました。生業の再建、仮設住宅の環境改善、復興計画の策定、放射能の除染など多くの課題が山積したままの年越しです。

 福島県浪江町から避難し、福島市内の仮設住宅で自治会長を務める松田範明さん(76)は「みなさんは節約生活で、出費を減らすため部屋から出ません。原発事故が本当に収束して、みんなが町に戻れる日が一日も早いことを願っています」と話します。

 宮城県石巻市の小渕行政区長で仮設住宅で暮らす石森政彦さん(69)は「津波で8割の家が流され、残った20戸の民家に被災した400人が分散避難して苦労を分かち合い、強い絆が生まれました。新年早々に集団移転の候補地を決めて、新たな住まいづくり、復興へと進んでいきたい」。

 昨年末までの警察庁のまとめで、死者1万5844人、行方不明3451人。住まいを失った人は5万2000戸の仮設住宅のほか、民間の借り上げ住宅や公営住宅、親類宅に身を寄せています。


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