2011年12月28日(水)
被災地仮設住宅にカイロを差し入れ
「非正規切り」裁判たたかう労働者
「非正規切り」裁判をたたかう非正規雇用労働者が26、27の両日、宮城、福島両県で被災地の仮設住宅に携帯カイロを差し入れるボランティアを行いました。
JMIU(全日本金属情報機器労働組合)いすゞ自動車支部と日産自動車支部、キヤノン非正規労働者組合の人たちがカンパを集めて8010個のカイロを購入。26日は宮城県多賀城市で、震災口実の雇い止め撤回を求めるソニー労働組合仙台支部(電機連合加盟)と共同で行動しました。
仮設住宅で暮らす被災者から歓迎を受け、高齢の女性は涙を流して喜びました。
正社員化を求めたたかう非正規雇用労働者に激励の声が寄せられました。高齢の男性は「ソニーの退職者だけど、応援しているよ」と声をかけ、別の女性は、「いつも支援を受ける側だったが、今度は私たちが『頑張って』と言える」と話しました。
JMIU日産支部の男性(48)は、「私も宮城県出身です。被災者のために何かしたかった」と自分たちの「非正規切り」とのたたかいで生活が苦しいなか支援活動を行った思いを語ります。
JMIUいすゞ支部の男性(51)は「被災者の方々も、ソニーの期間社員のたたかいをよく知っていて、ソニー労組が運動を広げていることが分かりました。私たちも3月の判決を待っていますが、派遣法抜本改正を勝ち取るまで奮闘します」と話していました。