2011年12月28日(水)
独TV 共産党都議団取材
放射線量測定に同行
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ドイツの公共放送局、第2ドイツテレビ(ZDF)が27日、東京都内の放射線量を広域的に測定している日本共産党都議団を取材しました。
放射能をテーマに、イギリスのセラフィールド核燃料再処理工場群、チェルノブイリ、福島第1原発事故をめぐるドキュメンタリー番組の撮影です。
かち佳代子、大山とも子、古館和憲、大島よしえ各都議が参加。水元公園(葛飾区)と中川公園(足立区)で雨どいの下や落ち葉の山などを測定、地表面で毎時1マイクロシーベルトを超える値でした。
番組の案内役を務めるのは、ウクライナ出身のイブヘン・ホンチャレンコ、ナタリア・カン夫妻です。かち氏は「5月に都内全域を測った結果、東部地域が比較的高く、雨どいの下などにホットスポットのあることが分かりました」と説明。ホンチャレンコ氏は「局所対策として、洗浄や除染などが必要ですね」と話しました。
福島県南相馬市を取材したカン氏は「(福島原発から)20キロ圏内外を人が行き来しているのを見て驚きました。子どもへの影響が心配。心を痛めている」と語りました。
撮影後、かち氏は、「党都議団は、すべての都有施設の測定と除染を行うよう、都に申し入れています。子どもたちが安心して生活できるよう引き続きがんばります」と話しました。
番組はドイツで来年3月ごろ放送する予定です。