2011年12月24日(土)
“原発ゼロ 子どもたちに”
全国で青年らがXマスパレード
「原発ゼロの日本をプレゼントしたい」と青年・学生たちが23日、全国各地でクリスマスパレードや宣伝をおこないました。全労連青年部、全学連、民青同盟などでつくる、「明るい革新日本をめざす中央青年学生連絡会議」の呼びかけにこたえたものです。
|
青森では、弘前市内で「子どもたちに笑って暮らせる未来を」をスローガンにした「STOP! 原発! クリスマスパレード」がありました。同県には東通(ひがしどおり)原発(東通村)、核燃料再処理工場(六ケ所村)とともに、建設中の大間(おおま)原発(大間町)と使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)を抱えています。
サンタクロースや雪だるまの衣装を着た約70人が横なぐりの雪のなか、鈴やタンバリンを鳴らして、原発に頼らない社会をと訴えて市内を歩きました。
主催した「子どもたちに核のない未来を実行委員会」の代表で津軽保健生活協同組合健生病院職員の女性(33)は、「原発はいらない、と勇気を出して声をあげることが子どものために安定した未来をつくることにつながる。原発に依存しない地域をつくりましょう」と訴えました。
沿道から手を振っていた女性(80)は、「原発をやめるために若い人が立ち上がって、感心だ。がんばってほしいね」と激励。弘前大学3年の男子学生は、「あれだけの事故を起こして放射能の除染も終わっていないのに、事故が収束したなんて政府は正気だと思えない」と語りました。