2011年12月21日(水)
都有施設の線量調査直ちに
放射能から子ども守れ
連合会が東京都と交渉
東京都の各地域35団体でつくる、子どもを放射能から守る会の連合会「NO!放射能『東京連合こども守る会』」(代表=「江東こども守る会」)は20日、東京都庁で行政交渉を行いました。交渉は、6日に同連合会が都に提出した「都有施設における放射線量調査および除染に関する緊急要望」に基づいたものです。
要望書では、対策が行われないまま、子どもたちは都有施設を利用しているとして、都が責任を持ち「子どもたちの健康を守る」という観点に立って▽都有施設の放射線量調査を直ちに行う▽適切で継続的な除染を行う▽都全域の都有施設で平等な放射線防護策を行う―などを求めていました。
同連合会代表の石川あや子さんは、交渉を終えて「(調査や除染を)実施することに関しての進展はありませんでした。しかし、文部科学省からの指示があれば行うとのことです」とし、同連合会は文部科学省に確認すると話しました。
乳幼児を連れた母親らが参加しました。
板橋区で3人の小学生を育てている女性は「都と自治体の連携が全く取れてないと感じた」と、憤りました。
江戸川区の女性は「都の対応にはがっかりでした。9カ月の子どもがいるので、放射能の影響は心配です」と、話しました。