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2011年12月21日(水)

あんぽ柿農家 一安心

原発賠償1億円 福島・桃農家も

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 福島県北農民連は20日、東京電力福島第1原発事故による損害賠償で要求額の満額にあたる約1億68万円を勝ち取ったことを明らかにしました。

 賠償金が支払われたのは、桃農家11人、あんぽ柿農家25人、野菜農家2人の計38人。あんぽ柿の賠償額は約7605万9400円、桃農家約2440万1600円、野菜農家約22万2500円で、あんぽ柿農家が賠償金を受け取ったのは初めてです。

 あんぽ柿を2ヘクタールの畑で作る伊達市の男性(62)は「怪物みたいな東電や国に立ち向かうのに農民連は力になり、ありがたい。しかし、除染の問題や来年は作れるのか、課題は山積み。来年、生産できるのかの正念場です」と話しています。

 今年農民連に加入して桃の賠償金を獲得した伊達市の男性(53)は「一安心です。リンゴや米の賠償請求はこれからなので第一歩です。国と東電は、農業を続けられる基盤を作ってほしい。子や孫に放射能に汚染された田畑を残すわけにはいかない。命をかけて再生させたい」と語りました。

 県北農民連の服部崇事務局長は「要求どおり獲得できてうれしい。仲間が結集してたたかった成果です。リンゴや米の賠償交渉や請求から支払いまで3カ月以上かかっている問題など迅速な対応を東電福島支所でもできるように改善させることなど全面賠償をたたかっていきます」と語っています。


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