2011年12月18日(日)
「冬物助かります」
学生ボランティア 仮設でバザー
石巻
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本格的な冬の季節が到来した宮城県石巻市万石浦(まんごくうら)団地仮設住宅で17日、東京の学生ら約40人が被災者にコメや野菜、湯たんぽ、冬物衣料などを届けました。日本共産党東京都委員会と民青同盟東京都委員会が、都内の各大学でボランティアを呼びかけたものです。
支援物資を受け取った40代の主婦は「寒くなってきたので湯たんぽは助かる。市からこたつと電気ストーブを用意すると言われているがまだだ。床にカーペットを敷いているが底冷えするので、早く畳を入れてほしい」と訴えました。
今回初めて震災ボランティアに参加した2年の女子学生(20)は「震災時は海外で現地の学生と一緒に募金活動をした。帰国後も機会があればと思っていて参加した。喜んでもらえてうれしかった」と話しました。
仮設住宅を回り要望を聞いた2年の男子学生(19)は「想像以上に困り事が多いことに驚いた。玄関前のスロープは雨が降ると滑りやすいし、防寒対策がまだ不足している」と語りました。
日本共産党都委員会の志摩和寿さんは「今後冬を乗り切れる支援活動を考えていかなくては」と語りました。