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2011年12月14日(水)

朝鮮王朝の子孫らと笠井議員が座談会

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(写真)朝鮮王室儀軌還収委員会が主催した座談会。右から2人目が笠井氏=13日、ソウル市(山内聡秘書撮影)

 【ソウル=中村圭吾】韓国を訪問中の日本共産党の笠井亮衆院議員は13日、朝鮮王朝儀軌(ぎき)返還運動に取り組んできた民間団体「朝鮮王室儀軌還収委員会」主催の公開座談会に出席しました。

 座談会には、笠井氏のほか、朝鮮王朝第26代国王・高宗のひ孫で第30代当主の李源(イ・ウォン)さん、李相根(イ・サングン)還収委員会実行委員長、ソウル市議会の文鋿模(ムン・サンモ)略奪文化財還収特別委員長が出席。還収委の慧門(ヘムン)事務総長の司会で、歴史問題の解決に向け、文化財の返還が持つ意味について討論しました。

 笠井氏は、儀軌が朝鮮総督府を通じて日本に持ち出された背景について、強権的な植民地支配への抵抗が高まる中で、朝鮮文化を支配の道具として利用するねらいがあったと指摘。今回返還されたことは、「文化財を元の場所に戻すということにとどまらず、植民地支配を清算する第一歩として大きな意味がある」と述べ、これを出発点に今後も日韓関係の発展のために力をつくすと語りました。


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