2011年12月14日(水)
被災地応援派遣職員の人件費
国が全額を負担
塩川・穀田議員の要求実る
東日本大震災の被災自治体に全国の自治体から長期にわたり派遣された職員の人件費等について総務省は13日、全額国庫負担とし、9億3千万円を特別交付税で措置しました。これまでは国が8割負担でしたが、被災自治体が負担軽減を求め、日本共産党の塩川鉄也衆院議員や穀田恵二衆院議員が国会で全額負担するよう求めてきました。
塩川氏は11月9日の予算委員会で、岩手県陸前高田市や宮城県石巻市などで職員が業務に追われている実態を紹介し、正職員の確保とあわせ、長期応援派遣の強化と国が全額負担することを要求。穀田氏は11月24日の本会議で、応援を受けた被災自治体の財政負担の軽減を求めました。12月5日の復興特別委員会で川端達夫総務相は塩川氏に「意見を受け止め検討している」と答えていました。
宮城県内の自治体の人事担当者は、「国の10割負担はありがたい」と評価し、いっそうの人員体制強化に国が責任を果たしてほしいと話しました。
正規職員確保へ財源措置さらに
塩川議員の話
第3次補正では「自治体負担ゼロ」と言ってきたので当然の措置だ。さらに国は正規職員の確保のための財政措置を具体化すべきです。