2011年12月14日(水)
原発なくす全国連絡会
広範な国民運動へ結成
来年3月11日 全国いっせい行動
東日本大震災と同時に起きた東京電力福島原発事故から9カ月、東京・明治公園の「原発ゼロをめざす7・2緊急行動」や「9・19原発さようなら集会」をはじめ全国各地の集会や署名行動の広がりをうけて、「原発をなくす全国連絡会」が13日、東京都内で結成されました。
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結成総会は、会場となった全労連会館ホールいっぱいに、中央団体・組織の代表ら53団体から120人が参加しました。「いのちと健康、地域と豊かな国土を守るために、政府に原発ゼロの決断を迫ることは緊急の国民的課題です」とよびかけるアピールを採択しました。
自由法曹団団長の篠原義仁氏が開会あいさつ。結成までの経過などの報告にたった全労連の盛本達也代表幹事は、一日も早く「原発ゼロ」の日本を実現するために、原発からの撤退めざす運動をさらに発展させ、国民的運動にする共同センターとして結成した、とのべました。30の中央団体・組織が参加し、六つの民主団体が賛同していると報告しました。事務所は全労連会館に置かれます。
震災・原発事故から1年の来年3月11日に「全国いっせい行動」をすることが確認されました。各地での集会・デモと、東京では首都圏規模の大集会を計画します。
討論では、同連絡会に参加する科学者会議、原発問題住民運動全国連絡センター、新日本婦人の会や全国商工団体連合会の代表らが、原発の危険性、とりくみの内容などを発言しました。
全日本民医連の長瀬文雄事務局長がまとめで、「未来のため、子どもたちのために、“原発はいらない”の共同を広げに広げよう」と結ぶと、大きな拍手が起きました。
日本共産党の井上哲士参院議員が、参加団体として奮闘する決意をのべ国会報告をしました。前フェリス女学院大学学長の本間慎氏が講演しました。