2011年12月11日(日)

日本共産党代表団、キューバ第２書記と会談

（写真）マチャード第２書記（左）と会談する緒方副委員長（右）＝９日、ハバナ

　キューバを訪問している日本共産党代表団（団長＝緒方靖夫副委員長）は９日、キューバ共産党中央委員会のマチャード・ベントゥーラ第２書記・国家評議会第１副議長と会談しました。

　マチャード氏は、この訪問が両党関係をさらに発展させる大切な機会となっていると述べました。

　マチャード氏は、先日開催された中南米カリブ海諸国共同体（ＣＥＬＡＣ）首脳会議の意義について、中南米各国のこの２００年間の「半独立」の状態が真の独立になると強調。緒方氏がそれは、米国が中南米を自らの勢力圏と見るモンロー主義の終わりを意味するのではないかと問うと、同氏は大きくうなずきました。

　また、同氏は、カリブ共同体・キューバ首脳会議が、ラウル・カストロ国家評議会議長の出席を理由に、会場の米系ホテルがアメリカの圧力で使用できなくなったことにふれ、こうした行為は中南米諸国をアメリカからさらに離反させることにもなると指摘しました。

　マチャード氏は、経済改革の意義と方向を説明し、非効率な経済運営を正すのはたやすくないが、国民とともにしっかり取り組んでいくと語りました。

　会談には、神田米造中央委員、松島良尚国際局員とイルダ・バサヨ国際部アジア地域責任者らが参加しました。

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　会談の模様は当日夜のキューバ国営テレビで放映されました。

　（ハバナ＝松島良尚）