2011年12月10日(土)
新基地ごり押しやめよ
防衛相問責可決で志位委員長
日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内で記者会見し、参院本会議での一川保夫防衛相問責決議の可決について、「この結果を重く受け止めて、沖縄県民の頭越しに進めている米軍の新基地建設ごり押しの姿勢を直ちに改め、基地押し付けを中止し、普天間基地の無条件撤去を求めて米側と交渉することを強く求める」と述べました。
問責決議賛成の理由について志位氏は、「沖縄県民の総意を無視し、県民の頭越しに力ずくで米軍の新基地を押し付けようとする野田内閣そのものの政治姿勢が問題であり、一川氏が担当大臣だということが賛成した最大の理由だ」と説明しました。
志位氏は、山岡賢次消費者担当相の問責可決について、「マルチ商法でたくさんの被害者が出ている中、消費者担当相になった後もそれを擁護する発言をしたので、賛成する立場をとった。問責が可決されたのだから重く受け止めるべきだ」と強調しました。
問責が可決されても一川防衛相が辞めない場合について記者団から問われ、「一川防衛相に更迭を求めるのは当然だが、辞めれば済むという問題ではない。野田政権が今進めている新基地ごり押し自体が問題であり、それを中止すべきだということを大いに主張していく」と答えました。