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2011年12月9日(金)

土地購入の“返済原資は陸山会”

池田氏 弁護側と異なる証言

小沢公判

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 資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた民主党元代表の小沢一郎被告(69)の第8回公判が8日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれ、池田光智元私設秘書(34)の証人尋問が行われました。

 池田元秘書は、前任の経理担当秘書、石川知裕衆院議員(38)が土地購入資金として小沢被告から受け取った4億円について、「小沢氏個人の金を預かったと思った」と、小沢被告側の主張に沿った証言をしました。

 しかし、小沢氏への返済原資に充てた4億円の定期預金について、その所有者は誰のものだと認識していたのかと問われ、「石川氏から『政治団体の金を集めてつくった』と聞いていたので、陸山会のものという認識だった」と回答。「定期預金は小沢氏からの現金4億円で組んだ」とする弁護側主張とは異なる証言をしました。

 裁判官から小沢被告から受け取った4億円を陸山会の収支報告書などに記載しないといけないと思わなかったのかと聞かれ、「借入金という意識はなく、個人の金を一時的に預かっているだけなので、記載する必要はないと思った」と繰り返し説明しました。

 4億円は表に出せない金だという意識があったのかを問われると、「公開する必要はないとの認識だった」と述べ、否定しました。

 この日、池田氏は、小沢氏の事務所の通帳が「100や200できかない」ことや、小沢氏が飲食など個人的に使った経費を政治団体で立て替えた分をリストにして、小沢氏に示し、返してもらう金が年によって違うが「2000万円ぐらいあった年もあった」などと証言しました。


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