2011年12月8日(木)
大阪2条例案撤回へ頑張ろう
府民集会
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橋下徹新大阪市長が乗り込み、解体を叫ぶ大阪市役所にほど近い中ノ島中央公会堂で7日夜、「教育基本条例案」「職員基本条例案」の撤回を求める府民集会が開かれ、2階までびっしり埋めた1400人を超える参加者が「撤回へ向け、頑張ろう」の唱和を響かせました。
選挙に勝ったことを「民意」だと2条例案強行を狙う橋下・「維新の会」。緊迫した局面を迎えています。
東大阪市から駆けつけた女性は、目がしらを抑えて聞き入りました。「条例案は、基本的人権や人として大切なものを無視します。今日もらった元気を周りに伝えていきたい」
府民集会は大阪労連など労働・法曹・教育8団体がよびかけたもの。小野田正利大阪大学院教授の講演で中身が紹介されると、何度もどよめきが起こりました。「強いものしか生き残れないという条例案は、根本的に間違っている」と力を込め、拍手に包まれました。
府立高校に通う女子生徒は「この問題に敏感でいたい。友達にも伝え、学んで広めていきたい」。小中学生の子をもつ母親は「スイカやメロンの糖度のように子どもたちを数字で評価しないでほしい。教育権は父母や国民のもの。権力者のものじゃありません」と意見表明しました。
大阪弁護士会会長代理として出席した大槻和雄憲法問題委員会事務局長、藤田城光府立高校PTA協議会会長、大阪市内の町会長があいさつしました。
平松邦夫市長らがメッセージを寄せました。