2011年12月6日(火)
首相は防衛相更迭せよ
市田氏 アセスやめ対米交渉を
日本共産党の市田忠義書記局長は5日の記者会見で、一川保夫防衛相について、野田佳彦首相が同日の衆院予算委員会で「職責を果たしてほしい」と更迭しない考えを表明したことに関して記者団から問われ、「一川氏自身は開き直って居座り、首相はそれをかばいだてしている。首相が更迭するのが当然だ」と主張しました。
市田氏は「部下であった沖縄防衛局長が沖縄県民と女性を侮辱する発言をし、自身は、沖縄・米軍普天間基地の返還問題のきっかけとなった少女暴行事件について詳細を知らないといって居座り続けるのは、あまりにもひどい」と批判しました。
その上で、一川防衛相を更迭するとともに、普天間基地の「移設」先である名護市辺野古の新基地建設を進める環境アセス評価書の提出を断念し、普天間基地の無条件撤去に向けて対米交渉をやるべきだと主張しました。
市田氏はまた、マルチ商法との関係が取りざたされている山岡賢次消費者担当相へ問責決議案提出の動きがあることについて、「マルチ商法を擁護、推進してきたことは重大であり、消費者担当相として不適任なことは明らかだ」と述べました。