2011年12月6日(火)
汚染水漏れ 全漁連「強い憤り」
海に流すな 国と東電に抗議
事故が依然として収束していない東京電力福島原発で、東電がまた、放射能汚染水を漏出させ、一部を海洋に流出させた可能性がある事故を起こしたことについて、全国漁業協同組合連合会(全漁連)は5日、「許しがたい、無責任な行為」だとする服部郁弘会長名の抗議声明を発表しました。
抗議声明は、今回の事故を含めた汚染水に対する国と東電の無責任な行為にたいし、「海を生業(なりわい)の場としている全国の漁業者は強い怒りと憤りを抱いている」と強調。徹底した原因追究と、二度と海に流れ出させないための「抜本的かつ万全な対策を早期に明らかにすること」を国と東電に強く求めています。
全漁連によると、放射能汚染水が海に漏れた可能性があるとの重大情報について、東電はファクスで連絡していました。