2011年12月3日(土)
高学費・就職難打開へ
全学連が省庁・国会要請
全日本学生自治会総連合(全学連)は2日、学費負担軽減、就職難の打開などを求めて、文部科学省、厚生労働省、国会議員に要請しました。全国から学生約30人が参加しました。
要請に先立つ事前集会で藤浦修司委員長は、「苦しんでいる学生を救うことは、国民一人ひとりが前へ進める社会の実現にもつながります。自分たちの取り組みや思いを、しっかり伝えましょう」とあいさつしました。
花園大学(京都府)の男子学生(2年)は、「僕の友達は受験中も必死にバイトをして学費を稼ぎ、なんとか大学に進学しました。進学してからバイトがさらに必要になり、授業も圧迫されています。今日は要請を頑張ります」と決意を語りました。
省庁要請では、大企業に雇用責任を果たすよう働きかけること、就職活動の早期化・長期化を改めるためのルールづくり、就職活動経費の軽減措置、就職できなかった学生に対する保障・支援―などを求める要請書と、大学予算の削減ストップと給付型奨学金実現を求める署名9743人分を担当者に手渡しました。
議員要請では、全学連が学生3895人分のアンケートをもとに製作した「学費・雇用黒書2011」を持ち、衆参両院の文教、文部科学委員を訪れました。
3日は、全国学生集会を開催し、シンポジウムやデモをします。