2011年12月3日(土)
防衛相の責任を追及
全会一致決議 前局長暴言に抗議
沖縄県議会
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沖縄県議会は2日、更迭された田中聡前沖縄防衛局長の暴言に抗議し、防衛大臣の任命責任を明確にすることを政府に求める決議を全会一致で可決しました。
決議は、米兵による少女暴行事件や県民の尊い生命が奪われた事件・事故など、米軍基地あるがゆえに「筆舌に尽くしがたい苦しみと痛み、人権蹂躪(じゅうりん)を戦後66年間も強いられている」と強調。そのうえで、沖縄の防衛省のトップである局長が「人権感覚を欠いた発言をしたことは誠に許しがたい」「県民感情を逆なでするだけでなく、責任者としての認識の欠如を露呈するとともに、女性の人権を無視し、人間の尊厳を踏みにじるものであ」るとして強く抗議しています。