2011年12月3日(土)
評価書提出 断念せよ
訪沖防衛相に抗議 辞任求め緊急集会
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「大臣は即時辞任せよ」「評価書の提出を許すな!」―。沖縄入りした一川防衛相に抗議する緊急集会が2日夜、那覇市の県庁前で開かれ、約250人が怒りのこぶしを上げました。主催は政党、平和団体、労組でつくる「基地の県内移設に反対する県民会議」です。
沖縄県統一連の山田義勝事務局長は「田中前局長は即刻罷免すべきだ。県民の民意は辺野古新基地反対、県内『移設』反対です。一日も早く基地のない沖縄・日本をつくっていこう」と訴えました。
平和市民連絡会の城間勝事務局長は「大臣の謝罪はポーズであり、暴言は政府の本音だ。新基地建設に躍起になる政府を絶対許さず、評価書提出を断念させよう」と呼びかけました。
日本共産党の前田政明県議・党県副委員長は「団結して県民世論で基地押し付けをはね返し、子や孫に基地のない平和な沖縄を残すために歴史を前進させていこう」と熱く訴えました。
防衛相に知事抗議
一川保夫防衛相は2日夜、沖縄県庁を訪れ、仲井真弘多知事と会談しました。防衛相は、米軍普天間基地(同県宜野湾市)「移設」をめぐり、田中聡前沖縄防衛局長が不適切な発言をしたことについて「県民の皆さんの心を大変傷つけた。防衛省・自衛隊の最高責任者としておわびする」と謝罪。知事は「県民の尊厳や気持ちを傷つけている。極めて遺憾だ」と抗議しました。会談は8分間で終わりました。