2011年12月2日(金)
犯罪行為自認する暴言
力ずくの辺野古「移設」中止せよ
防衛局長更迭 志位委員長が会見
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日本共産党の志位和夫委員長は1日、田中聡沖縄防衛局長が米軍普天間基地「移設」のための環境影響評価書の提出をめぐる暴言で更迭されたことについて、「これは一個人の偶然の発言ではない。政府が(沖縄県名護市)辺野古『移設』を県民の頭越しに力ずくで進めていることの象徴的なあらわれであり、自分たちの行為が犯罪行為であることを自覚した発言だ。『評価書』提出を中止すべきだ」と述べました。国会内の記者会見で記者団の質問に答えました。
志位氏は、田中氏が「犯す前に『これから犯しますよ』といいますか」と発言したことについて、「沖縄県民、女性を愚弄(ぐろう)し侮蔑する、許しがたいものだ。強く糾弾されなければならない」と強調しました。
その上で、「これは、政府がやろうとしていることが『犯罪的な行為』だと自覚していないと出てこない。本気で『負担軽減』を考えているなら出てこない発言だ」と指摘。「政府は環境影響評価書の提出を断念・中止し、辺野古『移設』を撤回すべきだ。普天間基地の無条件撤去の決断こそ強く求められている」と語りました。