2011年12月1日(木)
日本航空 整備子会社つぶし許すな
航空連など決起集会
|
日本航空のリストラで子会社の日東航空整備(日東整)がつぶされた問題で29日夜、東京都内で「許すな子会社つぶし・日航に雇用を求める」決起集会が行われました。航空労組連絡会(航空連)と日東整争議団が主催し、150人以上が参加しました。
日東整は、日航の航空機整備を担ってきましたが、3月末に解散、労働者147人全員が解雇されました。6人が航空一般労組スカイネットワークに加入し、2人が争議団を結成して日航に雇用責任を求めています。
あいさつした航空連の坂井雄二副議長は、「日航リストラで会社ごとつぶされたのは日東整だけ。労働者使い捨ての横暴を許さず、日航を安全第一に切り替えさせるたたかいです。パイロットと客室乗務員の解雇撤回裁判と連帯して頑張ろう」と呼びかけました。
争議団の泉聖二団長は家族が見守るなか、「私たちは航空機整備で安全運航を担ってきた。日航は、利益を上げ再建に向かっているのに親会社の責任を負わず、労働者の首を切ったのは許せない。安全運航のため、日航グループで雇用を確保するよう求める」と訴えました。
日東整リストラは、日本共産党の穀田恵二議員が2月に国会でとりあげ、航空機の整備には機種ごとに免許が必要で、技術と経験を持った労働者を解雇することは安全をそこなう重大な問題だと追及しており、国交省が日航の立ち入り検査を行う事態になりました。