2011年11月24日(木)
八重山教科書 全員協議の決定認めよ
沖縄県民集会 文科相発言は不当
|
沖縄県嘉手納町で23日、「9月8日八重山全教育委員協議の決定を認めさせる県民集会」が開かれました。
集会は、(1)東京書籍を採択した9月8日決定を認めさせる(2)育鵬社版採択を許さない(3)文科相の竹富町教科書有償発言の撤回―の3点を求め、沖縄県統一連や沖教組、沖縄から平和教育をすすめる会などでつくる実行委員会が主催。会場の「かでな文化センター」大ホールは約1000人の参加者で埋まりました。
集会では、八重山地区3市町の住民や保護者、教員が登壇。石垣市の女性は「憲法を変えようという政治的思惑が最初からあった。全員協議を有効とした県教委の判断は私たちの思い」、竹富町の女性は「(育鵬社版不採択を貫く)私たちの慶田盛安三教育長にだけ頑張らせてはいけません。私たちも頑張る」、与那国町の男性は「子どものために何ができるか、しっかり心にとめ、ぶれることなく日々暮らしたい」と発言。石垣市で教壇に立つ教師が「育鵬社版を使って自由な授業はできません。絶対、学校現場に持ち込んではいけない」と訴えると会場は大きな拍手で応えました。
情勢と見通しを報告した高嶋伸欣琉大名誉教授は、文科相発言の不当・不法さぶりを批判し、「全国の世論と八重山・沖縄の連携を」呼びかけました。
日本共産党は、赤嶺政賢衆院議員がメッセージを寄せたほか、党県議団はじめ多くの地方議員が出席しました。