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2011年11月22日(火)

オウム裁判終結

事件終結 言えない

警察・行政にも責任

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 オウム真理教の大規模な施設があった山梨県の旧上九一色村でたたかってきた日本共産党元村議・竹内精一さん(83)の話


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(写真)竹内精一さん

 裁判が終わって個々の事件の現象はある程度分かりました。しかし、事件の本質的な部分、つまりオウム真理教という集団が、なぜ、どういう考えでサリンを作って悪質な殺人事件を起こしたか、若者たちがなぜ組織されていったかは分からずじまいです。事件が終結したとは到底、言えません。

 1989年に上九一色村にオウムが進出して、彼らが撤退するまで7年間、私たちは彼らを監視してきました。廃液の垂れ流し、掘削による騒音、私たちの監視に対する脅迫…。それにも負けずオウムの危険性を告発してきたのに、警察と行政の対応は実に鈍いもので、松本サリン事件(94年)、地下鉄サリン事件(95年)が起こってしまった。警察と行政がわれわれの告発をきちんと受け止めれば、これらは防げたのではないでしょうか。警察と行政の責任も厳しく問われなければなりません。


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