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2011年11月18日(金)

ASEAN首脳会議

紛争「和解」機関 来年設立へ

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(写真)共同体創設後のビジョンなどを話し合ったASEAN首脳会議=17日、ヌサドゥア(面川誠撮影)

 【ヌサドゥア=面川誠】第19回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が17日、インドネシア・バリ島ヌサドゥアで開かれました。「グローバル共同体の中のASEAN共同体」がテーマ。「平和・和解機関」を来年中に設立することや、共通外交政策づくりの基盤固めなどに合意した文書を発表して閉幕します。

 「平和・和解機関」は、タイ・カンボジア国境紛争のような域内紛争の平和的解決を促進することが目的。16日までの高官級会議と外相会合で、「ASEAN憲章と東南アジア友好協力条約(TAC)に合致するもの」とすることが確認されています。

 共通外交政策については、2022年までの策定が目標です。

 こうした成果を積み重ねることによって、15年のASEAN共同体創設の基盤を強固にするとしています。

 開幕式で演説した議長国インドネシアのユドヨノ大統領は、共同体創設の基盤を着実に固めることによって、東アジアの平和と安定を実現する上でASEANの中心的役割を強化すると表明。世界的な課題の解決に貢献するASEAN共同体の実現を目指すと強調しました。

 ASEAN首脳会議は17日夜に閉幕し、18、19の両日にASEANプラス3(日中韓)などが開催されます。19日には米ロを含む18カ国が参加する東アジア首脳会議が開かれ、一連のASEAN関連会合が終了します。


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