2011年11月17日(木)
原発事故で二本松市に避難
浪江町長と市田氏懇談
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日本共産党の市田忠義書記局長は15日夕方、福島県二本松市内で県議選(20日投票)での党推薦候補の応援演説後、原発事故のため町ごと避難している浪江町の馬場有(ばば・たもつ)町長と懇談しました。
二本松市内の県男女共生センター内に設けられた町役場会議室で町幹部と、日本共産党の久保田仁県委員長、馬場績浪江町議らが同席しました。
市田氏は、10月30日の「なくせ!原発 ふくしま大集会」での馬場町長の発言にふれ、「短い中に町民の思いが込められ、思わず涙が出ました」とあいさつしました。
「思いを聞いていただく機会を持ってもらい、感謝します」とのべた馬場町長。2万1000人弱の町民が県内と全国44都道府県にバラバラにされたとのべ、「放射能除染が帰れるかどうかのカギ」と強調しました。
「今も焼き付いているのは、原発爆発の翌13日、避難地を慰問してまわったとき、たくさんの子どもたちや妊婦さんがいた光景です。被ばくしていたら大変なことだ」と馬場町長。事故の連絡も情報も後で知らされ、「これは許されないことだ」と国や東電をきびしく批判しました。
馬場町長は最後に、「除染・賠償・健康管理調査の3点を強く訴えたい」と力説、町職員から来年度予算編成にあたっての財政面の保障や教育面の要求などが出されました。