2011年11月16日(水)
民主、小選挙区制に固執
穀田氏批判「抜本改革を」
衆院選挙制度協議会
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衆院選挙制度に関する各党協議会が15日に国会内で開かれ、樽床伸二座長(民主党幹事長代行)は、現行の小選挙区区割り審議会の作業を進めるための選挙区画定審議会設置法改正を先行させる考えを改めて示し、その際、改正案の付則や付帯決議に「抜本的な改革に関する検討を行う」「合意に基づいて措置を講ずる」との文言を盛り込むことを提案しました。
これに対し、日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「これは小選挙区の区割り先行で小選挙区制を維持・固定化するものだ。民主党は当初からの主張を何も変えていない。いま、民意を反映する抜本改革が必要であり、それを世論も求めている」と指摘しました。
各党からも「抜本改革の議論をするべきだ。時間は十分ある」などの意見が続出。
そのなかで、樽床座長は「今日は、提案を持ち帰ってほしい」と述べ、次回引き続き協議することになりました。