2011年11月15日(火)
震災対応やTPP反対に
県民の信頼受けた
宮城県議選 市田氏会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は14日、国会内で記者会見し、宮城県議選で日本共産党が2議席から4議席へ倍増させたことについて、「震災や原発事故への対応、環太平洋連携協定(TPP)の問題を通じ、県民の信頼が日本共産党に寄せられた結果だと思う」と述べました。
市田氏は、仙台市で2議席を維持、定数2の塩釜選挙区で12年ぶりに勝利し、石巻・牡鹿区では初めて議席を獲得、県全体でも得票率を大きく伸ばしたことを紹介。一方で、民主、自民がともに議席を減らしたことにふれ、「震災や原発事故対応、TPPなど民主党政権に対する批判、それにまともに論戦ができなかった自民党への批判が表れたものだ」と指摘しました。
市田氏は、日本共産党は、漁港を集約化する復興特区構想や、仮設住宅建設やがれき撤去などを大企業に一括発注するやり方を批判し、被災者の立場にたって暮らしと生業、再建を進めることや、「原発ゼロ」を訴えたことが多くの有権者から信頼を受けたと強調。「来週実施される福島県議選でもやるべきことをやりぬき良い結果となるよう頑張りたい」と語りました。
市田氏は、同日実施の長野県南牧村で日本共産党員である現職の菊池幸彦候補が勝利したことについても、共産党員の村長として2期目に臨むことになった意義は大きいと述べました。