2011年11月12日(土)
危険な泊原発廃炉に
札幌地裁 612人が集団提訴
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北海道電力の泊原子力発電所(泊村)を廃炉にするよう求めて11日、市民ら612人が札幌地裁に訴状を提出しました。
提訴をしたのは「泊原発の廃炉をめざす会」の呼びかけに賛同した人たちです。
訴状提出に先だつ集会で市川守弘弁護団長は、訴訟内容について「原発立地の前提となる地震の安全性に関する説明が事実と違うので、北電に発電所の停止、廃炉を求める訴訟だ」と話し、「草の根の運動と裁判でのたたかいで一人一人の声を大きくし、国の原子力政策を変えさせよう」と呼びかけました。
「廃炉をめざす会」共同代表の小野有五北海道大学名誉教授は、「地震と原発の分布図」を示し、「世界の多くの原発は地震のない安定した地盤にできている。日本はとてつもなく危険なところに原発を造っていることになる」と強調。「泊原発付近には多数の活断層の存在が指摘されている」と話しました。