2011年11月10日(木)
比例中心の抜本改革を
衆院選挙制度協議会 穀田氏が主張
衆院選挙制度に関する各党協議会が9日、国会内で開かれ、日本共産党とみんなの党が比例代表制、たちあがれ日本、新党改革が中選挙区制を提起し、意見を交換しました。 (穀田議員の発言)
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「民意をゆがめる虚構の多数で政治が行われることに国民は怒っている。諸悪の根源は小選挙区制だ」と指摘。「多様な民意を議席に反映させることが根幹であり、小選挙区制を廃止し比例代表中心の制度に抜本的に改めるべきだ」と全国11ブロック・定数480の比例代表制を提起しました。
みんなの党は定数300の全国比例制を提示。同党は定数を180削減する理由について「身を削る姿勢を示すもので、財源効果はそれほどない」と述べました。
これに対し穀田氏は「すべからく民意を反映させるとなれば一定の定数は必要。多様な民意を反映させるツール(手段)を削ることは間違いだ」と指摘しました。自民党の細田博之氏は「時流に乗って定数削減をいうのは問題だと思う」と述べました。
たちあがれ日本の提起した定数3の中選挙区連記制について、穀田氏が「大政党に有利に作用する」と指摘すると、園田博之幹事長は「その通りだ」と述べました。
次回協議は11日を予定。樽床伸二座長(民主党幹事長代行)から今後の協議の進め方が改めて提案される見通しです。