2011年11月9日(水)
三洋の配置転換是正を
共産党など 鳥取労働局に要請
パナソニックの子会社になった鳥取市の三洋電機で、社員約1200人のうち約450人が配置転換を迫られている問題で7日、日本共産党鳥取県委員会と「雇用・地域経済を守る連絡会」は鳥取労働局に労働者の権利を守るよう要請しました。
三洋電機コンシューマエレクトロニクス(三洋CE)は約700人のうち約310人、三洋電機フォトニクスは約160人のうち約140人を県外に配置転換するとし、今月15〜25日には、300人程度の早期退職者の募集をおこないます。
要請したのは、市谷知子県議、伊藤幾子鳥取市議、石村智子衆院中国ブロック比例予定候補ら。
市谷氏は、三洋CE労働者の「配置転換かやめるしかないと言われた。場所は新潟県としか書かれていない」「夫は長野県松本市、妻は横浜市へ配置転換」「産休中だが松本市へ配置転換」「鳥取に残るが、仕事はあと1年しかないと希望退職をすすめられた」「仕事の説明も、文書での提示もない」などの声を紹介し、是正を求めました。応対した労働基準部監督課の村木幸広課長は、職権乱用があればただしたいと答えました。