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2011年11月9日(水)

“給費制を維持して”

京都 司法修習生が会見

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 司法修習生の給費制を定めた裁判所法が10月末で終了し、貸与制に改悪された問題で、今月末から第65期修習生となる当事者5人が8日、京都市内で記者会見し、「給費制を維持してほしい」と訴えました。

 5人は若手弁護士や修習生らでつくる「ビギナーズ・ネット」のメンバー。この日の京都と仙台を皮切りに今後、東京や愛知、大阪などでも順次会見し、給費制存続にむけて世論に訴える予定です。

 会見では、貸与制は遠方地での修習に引っ越しや住居費が支給されない上、生計を得るためのアルバイトが禁止されており、経済的余力のあるなしが法律家をめざす分岐点になる問題点を指摘。貸与制による経済的負担を理由に、修習をあきらめた司法試験合格者の実態も示しました。

 会見に臨んだ女性(28)は、給費制の廃止を議論した政府の「法曹の養成に関するフォーラム」について「給費か貸与かだけを取り上げただけで、実態の議論がされていない」と批判。昨年同時期の国会で、給費制を1年間延長する法改正が行われた経緯にもふれ、「今年もあきらめずに給費制の存続を求めて声をあげたい」と話しました。

 15日には国会内で集会を開き、給費制の復活、存続を求めます。


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