2011年11月8日(火)
TPP阻止へ力を合わせ
山形県民集会に3000人
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山形県のJAグループ、県商工会連合会、県商工団体連合会、漁協、森林組合連合会、医師会、生活協同組合連合会、トラック協会などで構成する実行委員会主催の「TPP交渉参加阻止山形県民総決起集会」が7日、山形市内で開かれ、3000人を超える県民が参加しました。
実行委員長の今田正夫JA山形中央会長があいさつ、「国の在り方が一変してしまう重要な問題を十分議論もしないで参加を決めようとしている。阻止のため頑張ろう」と呼びかけました。
吉村美栄子知事が激励のあいさつ(高橋節副知事代読)で、慎重な対応を求めると述べました。宮城県JAみやぎ亘理の岩佐國男組合長が連帯のあいさつをしました。
県医師会の有海躬行会長は、「TPPによって国民皆保険制度が壊れる。混合診療がどんどん入ってきて、お金がないと医者にかかれないことや医療の質の低下を招く。阻止のため力を合わせ頑張ろう」と述べました。
JAみちのく村山青年部の男性(34)は、「高品質のモノを生産すればよいというが、残れるのはごく一部の農家だ。まわりの農家がダメになれば農村は成り立たない。野田首相は農業のことを分かっていない」と怒りを語りました。
集会終了後2コースに分かれ市内をデモ。日本共産党の渡辺ゆり子県議は今田会長らと行進し、市民に交渉参加反対に理解を求めました。本間和也党県委員長らが、会場入り口でともに頑張ろうと参加者を激励しました。