◆(16)どのようにして党建設を本格的前進の軌道にのせるか

(続き)

 青年支部づくりが提起されて六年、全国で四百をこえる青年支部が生まれ、平和や憲法の擁護、人間らしい雇用、十八歳選挙権の実現など、要求実現の旗を掲げ、青年を党に迎え入れる活動にとりくんでいる。同時に、過酷な労働条件にくわえ、職場や学校での異常な競争主義のもとで、人間的成長や生きがいをめぐる悩みをかかえている青年党員も少なくない。こうした悩みや困難を一つひとつ解決し、青年党員がその意欲と力を豊かに発揮していくうえで、青年支部への学習の援助を抜本的に強化するとともに、若い世代とベテラン世代との「交流と共同」――青年支部や民青班と、党機関・ベテラン党員とが交流・懇談し、お互いを理解しあい、力をあわせて若い世代に働きかけていく活動を発展させることが重要である。

 学生のなかでの活動を強化し、学生支部を強化することに、大きな力をそそぐ。この間、学園でおこなった党や民青同盟の講演会で、新しい綱領が明らかにした日本と世界の展望、未来社会論に、新鮮な共感の声が広くよせられている。わが党の路線は、学生の知的・理論的関心、生き方への模索に、正面からこたえる力をもっている。民主的教員とも連携をつよめ、党と科学的社会主義を語る大小の講座を、大学でおこなう。

 民青同盟は、地区委員会の再建にとりくんでおり、九都道府県二十八地区で再建をはたした。それらの地区では、地域の広範な青年の要求や関心にこたえる活動が強まり、党地区委員会との連携も改善され、新たな前進がはじまっている。民青同盟は、すべての都道府県で、地域協議会をつくり、地区委員会を再建することをめざしている。その実情をよくつかみ、学習を中心に親身な援助を強める。

 未来は青年のものである。そして日本共産党こそ、日本の未来を開くもっともたしかな進路をしめしている、未来の党である。若い世代のなかでの活動を抜本的につよめ、日本の社会進歩の事業の後継者をつくるために、全党の総力をあげたとりくみを、強くよびかけるものである。

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