2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」
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「なんとしても戦争を止めよう。アメリカのイラク攻撃反対」。作家の井上ひさしさんら文化人十六氏が呼びかけた「2・14大集会」が十四日夜、東京・明治公園で開かれました。平和を愛する日本の良心を結集し世界の運動につなげようと全国から二万五千人が参加。「戦争反対。平和を守れ」と唱和し、都内をデモ行進しました。
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マスコミの世論調査でも国民の七、八割が「イラク戦争反対」と回答。「いま戦争か平和かの勝負どころ。集会呼びかけに共感し『黙っていられない』と仲間と参加した」と朝六時に吹雪の中をバスで出発した青森市の高校教師、奥村栄さん(50)が語ります。
俳優の吉永小百合さん、音楽評論家の湯川れい子さん、元NHKアナウンサーの酒井広さんらのメッセージが紹介され、「イマジン」が流れるなか開会。松倉佳紀日本弁護士連合会副会長のあいさつにつづき、日本共産党の志位和夫委員長が「戦争反対、平和解決のために、日本で、世界で、いまこそ運動を大きく広げよう」と力をこめて訴えました。社民党の土井たか子党首がメッセージを寄せました。
呼びかけ人を代表し、なだいなださん(自由人)があいさつしました。
テレビ放送五十年のメーンキャラクター「ひょっこりひょうたん島」大統領のドン・ガバチョも登場。元米海兵隊員アレン・ネルソン氏や労働・女性・青年などの各界代表があいさつと決意を表明。ペンライトが揺れ、拍手、声援が飛び、平和の声をもっと広げようとの思いが盛り上がりました。海外からの連帯メッセージが紹介されました。
集会は、井上さんや、映画監督山田洋次さん、作曲家池辺晋一郎さん、脚本家ジェームス三木さんらが呼びかけたもの。賛同が続々と寄せられました。
集会は、平和と正義のための全米連合が呼びかけ、世界各地で十五日に行われる「平和の行動」の皮切りとなります。