2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」
イラク攻撃に反対して十四日に東京・明治公園で開かれた「平和を願う日本の良心を、いま世界に2・14大集会」では、各界から多彩な人があいさつしました。
日本弁護士連合会を代表して松倉佳紀副会長が連帯あいさつ。「アメリカのやり方は国連がおこなってきた世界平和の枠組みを水泡に帰す危険性すらある」とのべました。
集会をよびかけた著名人十六氏を代表して、なだいなだ氏が「みなさんの熱気で、私も温まってきた」とあいさつ。
元米海兵隊員のアレン・ネルソン氏がベトナム戦争に従軍した痛苦の体験を通して、「戦争や暴力からは何も生まれない」「日本政府は、自衛隊ではなく、みなさんの声と憲法九条のメッセージの精神をこそ世界に発信すべきです」と訴え。
全労連(全国労働組合総連合)の熊谷金道議長は「なんとしてもイラク攻撃を阻止するため、二つの点で全力をあげたい」とのべ、世界の労働者と連帯して戦争反対の声を大きくしていくこと、小泉政権に対する怒りの声を全国各地から広げていきたいとのべました。
陸海空港湾労組二十団体を代表して航空安全会議の大野則行議長は、「日本政府を揺りうごかし、変えるために行動を。すべての人びとの命と安全を守るために、あらゆる垣根をとりはらって行動をおこそう」とよびかけました。
女性を代表して、ジャーナリストの関千枝子さん、新日本婦人の会の井上美代会長があいさつ。「罪のない民衆を殺したくないという声をあげ、行動しよう」(関氏)と訴えました。
青年を代表してチャンスの青年三人が「ワールド・ピース・ナウ イラク攻撃に反対します」と書いたパネルをもって登壇し、「イラク攻撃に反対する一点でこれからも共同していきたい」とのべると、大きな拍手と歓声に包まれました。