2003年2月15日(土)「しんぶん赤旗」
「2・14集会」では、NHKの人気人形劇『ひょっこりひょうたん島』でおなじみのドン・ガバチョ大統領が「来賓」として連帯のあいさつをしました。(写真)
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ガバチョ氏の“お抱え作家”、井上ひさしさんの呼びかけにこたえての参加で、ガバチョを作った美術家の片岡昌(あきら)さん、ひょうたん島の人形指導、須田輪太郎さん、人形劇団ひとみ座の伊東史朗さんも付き添いました。会場を笑いと共感に包んだガバチョ大統領のあいさつ要旨を紹介します。
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てまえ、取りいだしましたるこのクスリ、わが「ひょうたん島」が誇る天才少年、博士クンの大発明、ノーベル医学賞、化学賞同時受賞にかがやく驚異の新薬「ヨクナールッ!」。効能は、なんと「アタマがよくなる」ことでありまーすっ!
とくに、できの悪い政治家が呑みますると、効果は抜群。「石油産出国の利権欲しさに、戦争を仕掛けて、尊い人命を奪う」なんてぇことが、野蛮で、人間の道にはずれたことかが分かります。
大急ぎで呑ませなければならん人は、もっと手近なところにおりますなあ。日本国憲法があるにもかかわらず、イージス艦をペルシャ湾へ押し出して、あの国のイラク攻撃に加勢したり、「有事法制」をゴリ押ししたりする、この国の総理大臣、外務大臣、防衛庁長官なんてぇ方々は、どうみても、まともな頭脳をおもちではないと、不肖ドン・ガバチョは診断するのでありまーすっ!