ムーミンの国、マリメッコの国、そして子育てしやすい国フィンランド。その大使館への「しんぶん赤旗」の取材が実現! Kiitos(ありがとう)!同行したママたちが学んだこと、調べたことをreportにまとめました。
いっぱいあるにゃあ
大きくて丈夫な箱いっぱいに、なんとベビー服、ケット、哺乳瓶、爪切りなどなど約50点の育児用品がぎっしり!妊娠後期に入るともれなく届くそう。「社会からのわけ隔てのない祝福と歓迎のシンボル」と大使館HPにある。いいなあ。
日本は大変だにゃん
入園のための条件はただ一つ。申し込むこと。法律で、自治体は申し込み後4か月以内に必ず保育園を用意しないといけないことになっている。しかも仕事や通学、資格取得などの事情があれば二週間以内に用意!保育料は自治体によってちがうけど、収入に応じ月額0~2万5000円くらい。
ウチならメザシでもいいにゃ
保護者が自宅で3才児以下の子どもを育てると保育料月3万7000円が支給される。「親が払うのでなく、もらう」のがカルチャーショック!!フィンランドは親が働いていてもいなくても、保育を社会の責任で保障すると法律で決めたんだって。「自宅保育も社会の大事な仕事です」って認められているということです!
人間にはホイクシさんがいていいにゃ~
保育士の基準は、0歳児以外はフィンランドが圧倒。ちなみにフィンランドは育休がほぼ1年なので、0歳児はあまり預けない。3歳までは育児手当をもらって自宅で育て、それから職場に復帰するケースも多い。
全然ちがうんだにゃん!
保育のあまりの違いにびっくりの連続。なぜなぜ……。たどり着いたのは、予算の違い。お金をかければ日本だってこうなるよね。予算を決めるのは国会議員。ということは、「フィンランドみたいな方向がいい」という国会議員を多数にすることが必要では?
フィンランドは1973年に合計特殊出生率が1.5に下がり、「たいへんだ」となった。その前からパパ・ママたちが「保育所つくれ!」ってデモをし続けていたんだって。ついに政府を動かし、その年に保育園法を制定、それからずっと保育は国(実際には自治体)の責任というスタンスがはっきりした。どこかの国みたいに「生んだ人の責任」などという政治家はいない。
バッテンだにゃあ
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「海外の子育て支援」その2。保育につづく驚きの学校・教育についてのreportです。