2003年2月14日(金)「しんぶん赤旗」
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岩手県陸前高田市長選で現職を破って初当選した、「あたらしい陸前高田市をつくる市民の声」の中里長門新市長(56)=日本共産党前市議団長=は十三日、初登庁しました。
市長選で市長専用車の廃止を公約した中里市長は午前八時四十分ごろ、愛車の軽トラックで自宅を出発。同九時ごろ、市職員や市民ら約三百人が集まった同市役所前に到着し、大きな拍手で迎えられました。
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市職員から花束を贈られた中里市長は「市長としてがんばります。ありがとうございます」とあいさつ。駆けつけた市民(64)は「感激して見ていた。絶対に市政は良くなると思いますよ」と話しました。
就任式で中里市長は、みずからの政策的立場は「市民が主人公」であって、市職員の「市民に奉仕する立場」に通じるものであると説明。市民の利益と市の発展のための共通認識を持ち、力を合わせれば市民の期待にこたえる市政に前進できるとして、「職員のみなさんのご協力をお願いします」と語りました。
また、中里市長は、市政運営では、市民の声をよく聞きながら市民参加の市政をさらにすすめ、市職員からも意見をよく聞くことを強調。市長選で掲げたタラソテラピー(海洋療法)施設建設の中止などの公約を実行していきたいと決意をのべました。