
2005年10月22日(土)「しんぶん赤旗」
中国主席が来週訪朝
6カ国協議前に意見交換
【北京=菊池敏也】中国共産党中央対外連絡部の郭業洲報道官は二十一日、胡錦濤党総書記(国家主席)が北朝鮮とベトナムを公式友好訪問すると発表しました。新華社によると胡錦濤総書記は二十八―三十日に北朝鮮を訪問し、三十一日から三日間の日程でベトナムを訪問します。
中国共産党総書記の訪朝は二〇〇一年九月の江沢民氏以来四年ぶり。胡錦濤氏の訪朝は一九九三年七月の党政治局常務委員の時以来、十二年ぶり。党総書記としては初訪問となります。
昨年四月に金正日朝鮮労働党総書記が非公式に訪中した際、胡氏との間で中朝首脳会談が行われています。
今回の中朝首脳会談では、十一月初旬の第五回六カ国協議を前に、中朝間で意見交換する見通しです。経済協力など二国間関係でも協議するもようです。
胡氏は十一月中旬に韓国の釜山で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する予定。今回の訪朝は、その前に設定されました。