
2005年9月22日(木)「しんぶん赤旗」
6カ国協議の共同声明
「合意文言守るべきだ」
米ロ外相
【ワシントン=山崎伸治】ライス米国務長官は二十日午後、国連本部での記者会見で、六カ国協議「共同声明」の解釈をめぐる問題を問われ、「北京での合意の文言を守るだけだ。北朝鮮はそれに調印した」とのべました。
さらに、「合意には適切な時期に軽水炉について議論するとある。(調印後)意見表明があり、そこで手順がどうなっているかは明らかになっている」とし、北朝鮮が核開発計画を放棄してから軽水炉問題を話し合うのが手順だと改めて強調しました。
会見に同席したロシアのラブロフ外相も「合意の文言にしたがうべきだ」と発言。「われわれは異なった解釈と受け取れる口頭での言明を信頼すべきではない。いま最も大事なことは、この合意が実行に移されるよう取り計らうことだ。それにはまだかなりの努力が必要だし、すぐにそれが始まることを期待している」とのべました。