
2005年6月9日(木)「しんぶん赤旗」
「6カ国協議に復帰」
米報道官 北朝鮮の意向を公表
時期示さず
【ワシントン=山崎伸治】ニューヨークで六日に行われた米国と北朝鮮の外交当局者の話し合いで、北朝鮮側が同国の核兵器開発をめぐる六カ国協議に復帰する意向を明らかにしていたことがわかりました。
ただ、その明確な時期は示していないといいます。七日、米当局者が語りました。
国務省のマコーマック報道官は同日の記者会見で、米国のデトラニ六カ国協議特使と北朝鮮の朴吉淵国連大使が「さまざまな懸案事項について意見交換した」として、「北朝鮮側は、六カ国協議に復帰したいといったが、その明確な時期は明らかにしなかった」とのべました。
ホワイトハウスのマクレラン報道官も同日の記者会見でそのことを認めたうえで、「われわれは北朝鮮が早期に無条件で復帰することを望んでいる」とのべました。