
2005年5月25日(水)「しんぶん赤旗」
解決にとりくむ力強い決意が伝わってきた
朝鮮総連記念レセプション
不破議長あいさつに感想
日本の各界代表、在京外交団、政党代表が参加した二十四日の朝鮮総連結成五十周年記念レセプション。マスコミが注目するなか開かれました。
「日本共産党の不破哲三議長です」と司会者が紹介すると、会場がざわめきました。日本共産党は朝鮮総連と一九八〇年代の初めから関係が断絶しており、五年前に関係を正常化しました。党代表がこうした記念日に出席するのは三十年ぶり。しかも、その代表が不破議長でした。
拉致問題や核問題など懸案の解決のために六項目の提言を示した不破議長。うなずきながら聞き入る姿があちこちでみられました。
古くからの朝鮮総連の活動家はいいます。
「はっきりと、率直に不破さんはいってくれました。何のために提言していただいたかはよくわかっています」
日本のマスコミ関係者は「格調のあるあいさつを聞いた。この演説はそうとう練って準備した印象をうける。いま日本も北朝鮮もにっちもさっちもいかないなかで、どう事態の打開にすすむのかという意欲的な提案を含んでいた」と感想を語りました。
朝鮮総連の女性活動家は「いいお話でした。具体的な提案と自ら問題解決のためにとりくむ気持ちが伝わってきて、力強く感じました」とのべ、不破議長の話を直接聞けたことを喜びました。
また、日本の識者は「北朝鮮側には耳の痛い問題まで含まれていたが、道理と解決の方向を示しているので、聞かせる話でした」と語っていました。