2002年7月8日(月)「しんぶん赤旗」
東京都調布市長選が七日投開票され、「新しい調布市をつくる会」の長友貴樹氏(49)=日本共産党、社民党、生活者ネットワーク、自由党、新社会党、民主党勝手連支持=が二万六千五百十八票(得票率38・28%)を獲得、五期目をめざした現職の吉尾勝征氏(58)=自民、公明、保守推薦=ら二氏を破り、初当選しました。
![]() 会見で市民とともに勝利を喜ぶ長友貴樹氏=7日夜、東京・調布市 |
長友氏は、開票結果の大勢が判明した同日午後十時半すぎ、喜びの声にわき返る市内の事務所に顔を見せ会見。「歴史的な勝利です。選挙戦で訴えた開発優先の行政を検証して、教育、福祉に重点を置いた施策を進めていきたい」とのべ、詰め掛けていた市民から大きな拍手と歓声に包まれました。
市長選では、大型開発や箱もの行政には熱心な一方で、京王線沿線の区市でも唯一中学校給食を実施せず、学校改修予算を十年間で一割に削減するなど、市民に冷たい四期十六年間の現市政を継続するのか、市民運動と日本共産党など市政の野党の共同で、市民が主人公の市政に切り替えるのかが鋭く問われました。
開票結果は次の通り。
当長友 貴樹49無新 二六五一八 吉尾 勝征58無現 二六二〇二 片山 哲60無新 一六五五七 (投票率43・02%)