・父親がリストラされ、休学して学費と生活費をアルバイトでかせぐことを余儀なくされている友人がいます。私も奨学金をうけることで、なんとか学び続けていますが、もし奨学金がなくなれば、大学をつづけられないかもしれません。(長野・4年生)


・奨学金をもらおうと思ったが、先輩から多額の借金を返していかなければならないと聞き、断念した。未来の自分に借金をすることには気が引ける。申し訳ないと思いつつ、親に負担を背負ってもらっている。(大阪・2年生)


・私立大学のため、奨学金を取らなければ入学させられないと親にいわれた。有利子で月10万円を借りているが、このままいけば600万円以上を返済しなければならないのですごく大変だと思う。無利子枠をいっぱいふやしてほしい。(東京・3年生)


・祖母の介護保険の値上がりで、一ヶ月で6万ぐらい負担増になった。その一方で父母の給料が大きく減額されている。母親は昼間の仕事のあと、夜中にパチンコ店の清掃にいっている。家族全体が疲れていて、明るい展望がない。高い学費を払って大学に行っていることが申し訳なく思ってしまう。(京都・4年)


・うちは父の年金と母のパートで生計をたてているので、奨学金が改悪されれば、いっそうバイト漬けの生活になり、勉強にまったく集中できなくなります。政府は、目先だけの改悪で、今後の未来を真っ暗にしてする気でしょうか。(愛知・3年)


・私も奨学金をもらって学生生活を送ってきたので、来年から返さなければなりません。しかし、はたして就職できるのかどうか不安です。私が私立にいったため、弟や妹には私立が難しいようです。奨学金がなければ、きっと大学にはいけないでしょう。(埼玉・4年)


・学費と生活費のための仕送りで、家計がきびしくなったという親の嘆きに負い目を感じています。こっちも毎日バイトばかりで、大学にくるために東京に来た意味がなかったかもしれないと悩んでしまいます。これなら早く卒業して、自立したい。(東京、3年)
・親もリストラにあうかもしれないと必死なので、こちらもできるかぎり生活費をきりつめて暮らしている。アルバイトによる睡眠不足で授業に集中できない。(北海道、2年)
・私が大学にいったために、弟が進学をあきらめて就職した。本当に申し訳ない気持ち。これで奨学金がなくなれば、ぼくは暮らしていけない(愛媛、4年)
・どうしてこんなに学費が高くて、奨学金もくれないんですか。若者が育たないと、日本はよくならないと思う。(京都、1年)
・わが家の長女は現在薬学部に在学中ですが、学費が高く覚悟はしていたものの、この不況下でいつまでつづくか不安です。経済的理由で学業を断念させるようなことがあれば、親としては子供に申し訳なく、子どもにとっては血のにじむような努力の末の合格が涙と消えるのです。なんとか奨学金制度を発展させてください。(東京、大学生の母親)