11番の声で、パート・アルバイトの待遇改善問題が具体的に提案されています。全労連に参加する組合では、「均等待遇」要求として数年前から重点要求の一つとして取り上げ、とりくんでいる課題です。
3月4日には全労連統一行動の一環として「青年・女性・パート中央行動」が東京で行われました。私も参加しましたが、吹雪の舞う中、全国から6000人が参加して、日比谷野外音楽堂での集会や厚生労働省・日本経団連前での宣伝・要請行動を元気に展開したところです。この行動を各都道府県にも広げたいものです。
多くの声が仕事・生活・将来についての不安や悩みを訴えています。1人で悩むのは苦しいことですし、リセットすることはできても前向きに行動するという気持ちにはなりにくいものです。そんな時に労働組合を使ってみるのも一つの方法です。職種・業種を問わず個人で入れる地域労組が全国各地にありますし、首都圏中心ですがフリーターや派遣・請負などの非正規雇用労働者を主な対象とする青年ユニオンもあります。話せる仲間、集まれる場所がきっとできると思います。気軽に声をかけてみて下さい。
■プロフィール
はやし・まんたろう
大阪府立高等学校教職員組合副委員長。
「高校・大学生、青年の雇用と働くルールを求める連絡会」(略称:就職連絡会)前事務局長
1948年大阪生まれ。
1973年立命館大学理工学部卒業、1978年立命館大学文学部卒業。
1967年大阪府に実習助手採用、1973年教諭採用。
1967年より大阪府立高等学校教職員組合の実習助手部・青年部・支部・本部役員を歴任。
2001年度より日本高等学校教職員組合(日高教)中央執行委員、2003年度から2004年度まで中央執行副委員長。
2005年度より現職。
「新規学卒者への就職保障の運動と課題」(雑誌「月刊全労連」)、「インターンシップ問題を考える」(雑誌「技術教育研究」)、「今日における高校生の就職保障問題」(雑誌「人権と部落問題」)など、論文多数。
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