青年・学生Weekly 生き生き集い20回“楽しい仲間”5人が入党 東京・杉並青年支部ネットカフェ調査/出前宣伝140回/綱領学習会 東京都杉並区の青年支部は、「綱領を語り、日本の前途を語り合う集い」を20回以上開き、青年の要求にこたえる多彩な活動を広げながら、今年に入って5人の党員を迎えて元気に活動しています。(原田浩一朗) 9日夜、同青年支部の会議は、激しい雷雨のなか、ズブ濡れでサイクリング車を駆ってきた伊藤康晴支部長はじめ9人が党地区委員会内の青年部屋に集まって始まりました。 この日は、新しい新入党員学習ビデオ「あなたと学ぶ日本共産党」を視聴しました。 「世界で起きている新しい政治の流れなどポイントがよく分かり、明るい気持ちになった」「小林多喜二の『蟹工船』が若い人の間でブームになっていることや地球環境問題など、最新の話題が盛り込まれて面白かった」など、感想を出し合いました。 ちょうど誕生日の班員に、システム手帳、メガネ立てなどのプレゼントが手渡されました。「この年齢になると、誕生プレゼントなんて普通もらえなくなるんだけど、すごくうれしいです」とゲームソフト会社で働く男性は顔をクシャクシャにしました。 同青年支部は、「政策と計画」に基づき、青年の要求実現と地域での宣伝に力を入れてきました。 支部の先輩である原田あきら区議とともに5日に2回目のネットカフェ調査をしました。地域にたくさんのネットカフェがあり、支部員の多くが非正規雇用で働いていることから、昨年6月に初めて調査しました。原田区議の議会質問に生かされ、区政に深刻な実態が伝わりました。 今回の調査では、ネットカフェに寝泊まりする青年が1年前より激増していることがわかりました。 また、地域支部の要請にこたえて宣伝の応援に駆けつける140回以上の出前宣伝≠ノとりくみ、喜ばれています。 支部では、党に迎えたい青年といっしょに綱領学習会を開くのがスタイルになっています。気軽に開く「集い」は20回を超えています。 きっかけは、昨年夏の参院選の経験でした。選挙戦の最中に、「杉並青年9条の会」の活動で知り合い、選挙を応援してくれていた女性(当時32歳)が「実は親から活動に反対されている」と打ち明けたことから、この女性といっしょに綱領を学習しました。共産党を丸ごと理解してくれた女性は、参院選の開票速報を青年支部のみんなと見ている最中に「私、入党します」と宣言してみんなを驚かせました。5中総で提起された「綱領を語り、日本の前途を語り合う大運動」は、支部の実感にピッタリ合うものでした。 この春、区内にある声優養成の専門学校に入学したため愛知県から転籍してきた女性(23)は、歓迎会を3回、誕生会を1回開いてもらいました。最近、この女性は、支部員の自宅に泊めてもらったとき、こんな書き置きを残しました。「東京にきて、こんな楽しい仲間ができてとても充実しています。…みんなの役に立てたらいいなと思います。パイナップルを切ったので、みんなで食べてください」 文面は、感激した先輩支部員から携帯メールで支部員にいっせいに伝えられました。 昨年末から地区党青年学生部長を務める山田耕平さん(27)はこのメールを大切に保存しています。「『政策と計画』をもって約2年間活動してきました。民青同盟の地区再建を目指して、青年支部の倍加をやりあげたい」と話しています。 (2008年06月12日付「しんぶん赤旗」) |
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