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若者の人生がぶっ壊される東京で実態交流「若者の人生が"ぶっ壊"されている!」。東京の若者を対象にした「TOKYO若者実態調査」の中間報告を聞き、若者の実態を政策づくりに反映させようという集いが二十七日、都内で開かれました。約五十人が参加し、若者が厳しい実態を交流しました。 精神疾患で休職に追い込まれたという台東区の介護職の女性は、上司に「戻っても職場が受け入れてくれると思っているのか。次の職を考えろ」などと言われたと発言。勤務先は仮眠室がなく、寝袋で寝る看護師もいる状況だと語りました。 ウェブ制作会社に勤める男性(25)は、納期前は忙しく、今週も遅いときには午前四時まで働いていたとのべ、「自分がやりたい仕事だが、これでは続けられない。意欲のある人が働き続けられる職場や、業界にしたい」と語りました。 派遣社員の女性(28)は「節約できるのは家賃だけ。プライベートな場所がベッドの上だけで、光熱費込みで月三万五千円のゲストハウスに住んでいる。一人暮らしができるようになりたい」と語りました。 また、「労働条件の改善を求める署名を区議会に提出し、区議会で趣旨説明をすることになった」(世田谷区の男性)という発言もありました。 主催者を代表し、日本共産党の徳留道信都副委員長(衆院比例候補)が「若者の実態と声をとりあげ、総選挙で大きな争点にしていきたい」とあいさつ。田村智子党都副委員長、清水ひで子都議も発言しました。 ( 2007年10月29日 「しんぶん赤旗」 )
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