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愛媛で雇用シンポ

「ヤクルトの古田のがんばりを見て、自分も」


 愛媛では、11月、「若者の雇用と人間らしい働き方を考えるシンポジウム」を開催しました。共産党がとりくむ雇用問題でのシンポジウムの開催は、3回目、3年ぶりです。

 今回は、日本共産党と民青同盟に加え、愛媛労連青年部や愛媛労働相談センターなどと実行委員会を結成して、会議を重ね、調査や懇談、宣伝行動を重ね、党としても職場援助委員会などで、職場や青年のなかでの活動の重要なとりくみとして位置付けてきました。愛媛の若者の失業率は全国ワースト3位、「ニート」は全国5位との調査結果が出ており、若者の雇用をめぐる状況は極めて深刻です。党県委員会は、シンポジウムに先駆けて労働局との懇談などにもとりくみ、愛媛労連青年部と民青同盟との懇談会や実行委員会の共同行動として街頭宣伝も4回実施しました(写真)。 

 シンポジウムには約70人が参加。パネリストは春名なおあき参議院比例候補、JMIU徳島光洋シーリングテクノ分会の矢部さん、愛媛県連青年部長・愛媛労働相談センター相談員、民青同盟愛媛県委員長の大嶋慶太さんです。

 「たたかってこそ要求は実現する」と実感しあえたシンポジウムとなりました。光洋シーリングテクノ・矢部さんの「だまっていられない」とたちあがり、仲間とともに、全労連とともに立ち上がって職場の無法をただすたたかいで勝利の突破口を切り開いた話は、参加者に勇気と感動を与えるものでした。また、フロアーからの発言で、愛媛県内でも若者たちがたちあがっている話が紹介されました。「ヤクルトの古田のがんばりを見て、自分も」と思い立ち、建交労の扉をたたき、仲間をふやしながら職場の待遇改善を勝ち取ったトラック運転手の若者の経験が紹介されると、会場からは「ほおー」との驚きの声とともに拍手が沸き起こりました。 

 「職場をかえることと、政治をかえることは一体」ということもしっかりつかみあえたシンポジウムとなったと思います。春名さんは、非正規雇用の増大など、青年のおかれている劣悪な状況は決して自然現象でない、「人災」だと、怒りを込めて大企業とそれを後押しする政府を批判。和田つかさ県知事候補、佐々木泉県議もあいさつし、「若者の雇用を守ることは県政の最重要課題の一つ」との決意表明もありました。

 このシンポジウムのとりくみをいかし、実行委員会では、会を発展的に継承し、青年の雇用問題で、系統的なとりくみを共同してつよめることにしています。

(林紀子 日本共産党愛媛県委員会書記長・青年学生部責任者)




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